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｜『スポーティング年代記 - 1809年』トマス・ローランドソン版画

スポーティング年代記　革装丁 - 1809年
カレブ・クイゼム（ジョージ・ムタード・ウッドワード、フランシス・グロース）作、トマス・ローランドソン版画

馬術ユーモアの古典とも言えるこの作品の、初版本としては極めて良好な状態の貴重な書です

ジョージ・ムタード・ウッドワードとヘンリー・バンベリー（無署名）の挿絵を基に、トーマス・ローランドソンが手彩色した銅版画を26図（完本では全29図）収録しています

挿絵には、リージェンシー時代の紳士が馬から落ちる落馬の様子、貴婦人が馬から落ちる様子、債務者監獄の役人に追われる賭博師、ボロボロの犬、田舎風のファッションや家具、有名な美女などが描かれています

26図の版画には、ケイレブ・クイゼム氏の肖像画、ペガサスから落ちる廷臣を描いた表紙の挿絵、「ミムの乙女」、ホッグズ・ノートンの衣装：モーニングドレス、狩猟用のかつら（2図）、猟犬（2図）、数学的馬術（6図）、数学的に説明された馬に乗る真の方法、鞍から跳び上がる方法、ホッグズ・ノートンの流行の家具（2図）、
「執行官の狩り」（8図の版画）が含まれます

折りたたみ大型図版（大人の紳士のためのブケファラス乗馬学校）と他の2図の版画（ホッグズ・ノートンの衣装：ミス・ディキンソンの新しいドレスの背面図、そして男性が自分のかつらを撃つ方法）が欠落しています

ジョージ・マーガトロイド・ウッドワード
（1765年-1809年）
通称ジョージ・「ムタード」または「マスタード」・ウッドワードとして知られ、イギリスの風刺画家、ユーモア作家でした
彼はトマス・ローランドソンの友人であり、協力者であり、飲み仲間でもありました
ローランドソンは彼の版画の多くを制作しました

トマス・ローランドソン（トーマス・ローランドソン）
（1757年-1827年）
ジョージ朝時代および摂政時代のイギリスの画家、風刺画家で、下品な風刺と社会観察で知られています
多作な画家であり版画家であった彼の代表作には、『人生の悲惨』（1808年）、『シンタックス博士の旅』（1812年-21年）、『ロンドンの縮図』（1810年）、『死の英国舞踏』（1815年）、『ジョニー・ニューカムの軍事冒険』（1815年）、『ジョニー・クエ・ジーナスの歴史』（1822年）、『英国のスパイ』（1826年）などがあります

カレブ・クイゼムというペンネームは、しばしば画家のジョージ・ムタード・ウッドワードに帰属するとされています
しかし、この肖像画は、作者をジェフリー・ガンバード、すなわちフランシス・グロースと結びつけています
この絵では、太った男性が肘掛け椅子に座り、片眼鏡を通して鑑賞者を見つめています
彼の隣のテーブルには、ガンバードの『馬術年報』（グロース作とされる人気書籍で、1809年にローランドソンの版画と共に復刊された）とローレンス・スターンの『トリスタム・シャンディ』の2冊が置かれ、痛風に冒された足と松葉杖を持つガンバードの肖像画が壁に掛けられている

極めて希少レア本で、現在確認されているのは、大英図書館とオックスフォード大学が所蔵している

赤いモロッコ革で装丁され、背表紙には5本の帯が浮き彫りにされ、金箔のタイトルと仕切りの装飾が施されている
表紙には革に2cmほどの傷が見られる、マーブル模様の見返し、本身は頑丈です
内部は清潔で鮮明で、すべての銅版画はティッシュガード（保護薄紙）の下に収められ、鮮やかな手彩色が施されている

1865年-1938年、ニューヨークの不動産ブローカー、アマチュア写真家、書籍収集家として活躍したハーマン・ル・ロイ・エドガーの紋章入り蔵書票つき

馬に関する娯楽を描いた稀少でレアな古典の非常に良好な書です

タイトル Annals of Sporting
著者 Caleb Quizem [George Moutard Woodward、Francis Grose]、トマス・ローランドソン版画
イラスト George Moutard Woodward、トマス・ローランドソン、Henry Bunbury
装丁ハードカバー
版元初版
状態 - 非常に良好
ページ数 104ページ
出版社 Thomas Tegg, London
発行年 1809年刊行
本サイズ十二大判サイズ、縦15.5cm x 横9.5cm