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H. アンドリュース作

｜『植物学者の書庫』第1巻
H. アンドリュース作

『植物学者の書庫新種・希少植物のみを描いた彩色版画』第1巻目　１冊

半革とマーブル模様のボード製本
ロンドン　1799年刊行
ヘンリー・アンドリュース作

アンドリュースの最高傑作、第1巻の非常に良好な書です
72図の見事な植物図版を収録しています

表紙は1797年、序文は1799年です

ヘンリー・アンドリュース自身によって、黒または緑のインクで版画にされ、アラビアゴムで彩色された72図の銅版画が付属しています

1797年から1814年にかけて、ウィリアム・カーティスの『植物誌』に初めて匹敵する、664図の図版を収録した全10巻シリーズのうち、第1巻のみを収録しています

アンドリュースは、「これまで同様の出版物に掲載されたことのない」新しく珍しい植物を紹介することを意図していたと述べています

本書には、メキシコ、南アメリカ、西インド諸島、南アフリカ、日本、マデイラ諸島、その他多くのエキゾチックな地域から採取されたハーブや低木が掲載されています

アンドリュース自身による鮮やかで力強い手彩色が施された、特徴的な図版は力強く優雅です

緑のインクで版画にされており、多くの作品は彫刻というより水彩画のようです

画像はページ全面に大胆に描かれ、一部は版のマークまで切り取られています

リンネ式に倣い、ラテン語と英語で植物学の解説が付されています

ヘンリー・アンドリュースは、ロンドン、ナイツブリッジ5番地に住み、そこで働き、ハマースミスのケネディ＆リー農園の所有者であるジョン・ケネディの娘と結婚しました
彼は多くの植物学作品を自費出版しており、1802年には『ヒースの彩色版画』、1805年には『バラとゼラニウム』を出版しました

背表紙は半革装、5つの隆起帯、黒革の題名ラベル、金箔の文字、マーブル模様の表紙は擦り切れて摩耗しており、シミは主に本文ページとティッシュガード（保護薄紙）に限られています
版は概ねきれいで鮮明で、見事な手彩色が施されています

タイトル：植物学者の書庫第1巻目　
著者：ヘンリー・アンドリュース
イラスト：ヘンリー・アンドリュース
装丁：ハードカバー
版元：初版本
状態：この時代の書として非常に良好
出版社：ヘンリー・アンドリュース、T.ベンズリー、ロンドン
発行年：1799年刊行
本サイズ：四つ切サイズ、縦28cm x 横22cm