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リチャード・ダグリー画

｜『収奪、あるいは、大学生の生活詩』
リチャード・ダグリー画

Takings, or, the LIfe of a Collegian. A Poem:
Richard Dagley, illustrator [Thomas Gaspey, author]

『収奪、あるいは、大学生の生活詩』
1821年　ロンドン刊行
リチャード・ダグリー画 [著者：トーマス・ガスペイ]

リチャード・ダグリーが初めて風刺画に取り組んだ作品の非常に優れた1冊です

摂政時代（リージェンシー時代）のイギリスの若き放蕩者の生涯を描いた 26図の滑稽な絵入り
そのほとんどはウィリアム・ヘンリー・ブルックスが彫刻した版画です

2ページの献辞、3ページの広告、ダグリーによる 32ページのエッセイ「芸術における滑稽さについての雑多な観察」、およびガスペイによる 4ページの詩の紹介と 180ページの詩

序文によると、ダグリーに喜劇に挑戦するよう勧めたのは、「フリム・フラムズ！」の著者 [アイザック・ディズレーリ] だった
その後、ある”独創的な友人”が、さらなる練習を促すために「Taking　取る」という言葉を使うよう提案した
その結果は、トーマス・ガスペイのくだらない冒険小説のために依頼されたこれらの絵に見られる。

若い学生のトム・テイクオール（全て取る）は、父親のアドバイスを無視し、一連の悲惨な冒険に出発する
危険な乗馬をし、衣服に大金を使い、馬の賭けに負け、劇場で強盗に遭い、プロボクサーと殴り合いし、若い女性と駆け落ちして彼女の兄弟とピストルで決闘し、ロンドンでスリに狙われ、貧困を経験し、借金、投獄、絞首刑を目の当たりにし、そしてついに落ち着き、子どもが生まれて至福の時を迎える様子が描かれている・・・・・

トーマス・ローランドソン風の典型的な摂政時代の紳士の通過儀礼だが、かなり堅苦しく静的な表現である

リチャード・ダグリー
（1761年頃 - 1841年）
1784年から1806年、および1815年から1833年にかけてロイヤル・アカデミーで展示したイギリスの主題画家
孤児院クライスト病院で育ち、宝石のエナメル細工、デッサン教師、本の挿絵、彫刻家などさまざまな仕事をした
他の作品には『フリム・フラムス！』1805年、『デッサンと絵画の理論と実践の概要』 1818年、『主に古代からの宝石』 1822年、そして死の踊りのカリカチュア『死の行為』 1826年などがある

トーマス・ガスペイ
(1788-1871) 多作なイギリス人ジャーナリスト、編集者、小説家
ポケットブックに詩を書き始め、その後 16年間「モーニングポスト紙」の記者を務めました
「クーリエ紙」の副編集者となり、「サンデータイムズ紙」の株主になりました
1820年以降、有名な犯罪者の生涯を描いたいわゆる「ニューゲート小説」や、イングランド、スミスフィールド、コブハム卿、ウェリントン卿などの歴史に関する本など、多くの小説を執筆しました

状態：
茶色の革の背表紙に 5 つの隆起した帯と金箔のタイトル
日焼けして擦り切れ、マーブル模様の表紙は引っかき傷や摩耗があり、角や端は擦れてへこみ、2 ページは修復済み、破れ箇所 (87-90) があり、一部は本文ページにオフセットされていますが、すべての版はきれいで鮮明で繊細な手彩色、数ページは指紋による汚れやシミがあります

タイトル『収奪、あるいは、大学生の生活詩』
著者 [トーマス・ガスペイ著者]
イラストレーターリチャード・ダグリー、ウィリアム・ヘンリー・ブルックス
装丁半革とマーブル模様のボード製の表紙
版初版本
状態中古 - 非常に良好
ページ xxxix、184ページ
発行者ジョン・ウォーレン、G ウィテカー
刊行日付 1821年
サイズ八つ折り、24 x 15cm
在庫数 1