コンラート・ゲスナー,ゲスナー,動物学

TOP > Rare Books 稀覯本 > Rare Books 稀覯本 - 博物学・動物・昆虫・海洋生物・鳥類 > 『動物誌』 1575年
コンラート・ゲスナー著

｜『動物誌』 1575年
コンラート・ゲスナー著

"Historiae Animalium"

コンラート・ゲスナー著

1575年-1586年ドイツフランクフルト Typographica Ioannes Wechelus 刊行

ラテン語版　初ドイツ出版

以下がこの1冊に含まれています

Volume 2 卵生四足類（De quadrupedibus oviparis, Oviparous Quadrupeds）トカゲ、クロコダイル、カエル他（ヘビ以外）　119ページ 19図の木版画図譜がテキストの中に含まれています (1586年)
Volume 3 鳥類（De avium natura, Birds）、806ページ　236図の木版画図譜がテキスト中に含まれています、26ページのインデックス (1575年)

『動物誌』全5巻 (四足獣、鳥、両生類、魚類、ヘビ） (1551年-1558年) の中の2巻分（各巻完本）が入っています

イラストは最初に発表された動物や鳥の最初のオリジナルの動物学的イラストと最初の自然主義的な表現です
世界で初めて実物の対象物（実物・死骸・剥製等）からスケッチした博物画で有名な書です、以前は人から聞いた鳥などを聞き取りしてスケッチしていました、この実物のイラスト画は、この後数百年程も博物画として使用されていました

鳥の木版画は、スイスの画家ルーカス・シャーン(Lukas Schan)の絵画をもとに木版画になっています。オリジナル絵画は、現在はスイスのバーゼル大学図書館に保存されています。

コンラート・ゲスナー
Conrad Gesner
1516年-1565年
スイスの博物学者、書誌学者
医学、神学をはじめとするあらゆる知識、古典語を含めた多言語に通じ、業績をあげました
著書『動物誌』全5巻 (1551年-1558年) は、近代動物学の先駆けとされています
植物学にも長け、イワタバコ科 (Gesneriaceae) の名称はゲスナーにちなむ
また、書誌学の基礎を築いたとされる『世界書誌』 (1545年-55年) を著し、書誌学の父と呼ばれる
世界的な博物学者である南方熊楠はゲスナーに感銘を受け、北米時代の日記に「吾れ欲くは日本のゲスネルとならん」と記している

超レア本

この時代の書でこの保存状態は特にレアです

本サイズ：縦36.5㎝×横25.5㎝　厚さ6.5㎝
装丁：黒色の革とクロスの装丁（近年の再装丁）金箔文字
状態：きれいな状態です
わずかに強化補強ページあり
書込みページ数カ所あり