
海に来て海洋生物の採集と博物画のスケッチ風景
博物画とは
一般に動物ならびに鉱物を描いた絵図で忠実に精密な写生が特徴。動物学の「家系肖像画」。 紀元前1世紀にローマの有名な博物学者プリニウスが著した「博物詩」には、すでに彩色図が存在していた。 たいてい大部なテキストをともなう博物学書や探検航海記録の挿絵として描かれた。特に植物図譜は他のどの生物よりも早く図譜化され18世紀中半には完了した。 魚類が18世紀末、鳥類が19世紀前半の図譜化を完了させた。鳥類については、18世紀に大きく発展した。 その理由としてはペットとして飼育する習慣が定着したことと剥製術の普及にあった。 しかし、外国から持ち込まれた鳥は、標本の状態も不良であったため奇妙な図も多く存在する。

ロンドンの博物学ブーム コレクションの展示

ある博物学者が博物画を描いているところ